病院で処方されるシミ消しの薬の成分は主に2つあります。
1つは『トレチノイン』、2つ目は『ハイドロキノン』です。
医薬品でしみを消すという方法もありますが、それ以外にもレーザー治療でシミを消すことが出来ます。
レーザー治療は、一度で終わるわけではありません。
何度か通院してレーザーを当てる必要があります。
場所によっては価格が高かったりもしますが、専門の医師に診てもらいながら治療を行うことが出来るので、安心感もあります。
薬品での治療は時間がとられる心配がないということです。
薬を処方してもらい、自分で気になる箇所に塗るだけで、レーザー治療は直接足を運ぶ必要があります。
自分に合った方法で治療するといいでしょう。
今回は医薬品での治療を主に説明していきます。
トレチノイン
トレチノインはシミを改善するだけでなく、しわ、ニキビにも効果が期待できる薬になります。
成分トレチノインは肌の角質を新しくさせる為のターンオーバーを促進させる作用があります。
このターンオーバーを促進させることで、しみ、しわ、くすみなどの美容に関するお肌のトラブルを改善することが出来ます。
またトレチノインは皮脂の過剰分泌を抑えることも出来るので、ベタベタとした肌やニキビ肌を抑えることも可能となります。
成分トレチノインはニキビの治療薬としても使用されているものとなります。
シミ改善効果があらわれるまでには最低でも2か月程かかります。
早く治したいと焦る気持ちがあるかもしれませんが、長い目で見て肌に負担をかけずにシミが消すことが出来るのであれば、綺麗な肌を長い間維持することが出来るんです。
ハイドロキノン
ハイドロキノンは皮膚科で処方されるような薬で、メラニン色素の生成を阻害することでシミが出来ることを防ぎます。
シミを予防するだけでなく、しみを薄くする作用もあります。
市販されているシミを薄くしたりする化粧品などに含まれている成分でアルブチンやプラセンタエキスがあり、これらもシミを改善することが出来ますが、ハイドロキノンと比べると100分の1程度の効力となります。
ハイドロキノンの効果があらわれるまでには最低でも2か月近くかかります。
治療中は皮膚が赤くなり、肌のターンオーバーで新しい肌に入れ替わります。
トレチノイン、ハイドロキノンどちらもシミ消しに効果的とされていますが、どちらも医薬品になります。
万が一使用をして異常を感じた場合、使用を中止し、病院で受診するようにしましょう。